英語は難しくない!大人のための最短英語学習法

忙しい大人のための効率的な英語学習法について書いていきます。

シュリーマンは外国語を学習するとき翻訳作業をしたのか?

これから2つのことについて書きますが、かなり曖昧な話だです。

本当は載せるべきかどうかも迷いました。誤訳(かもしれない)問題もあります。
後で突っ込まれるかもしれませんが参考までに記載しておきます。

 

シュリーマンの自伝からの引用で、「ちょっとした翻訳をすること」という部分があったと思います。

他の訳者では「全く翻訳しないこと」といった内容になっているものもあり、なかなか悩ましい問題です。
基がドイツ語の本ということもあり、私個人の語学力では確かめようがありません。
「シュリーマンの研究をするならちゃんと確かめなさい」という意見があるでしょうが、そこまでやっているときりがないので放っておきます。

いつかあなたがドイツ語をマスターして、シュリーマンの自伝を読んだ時に私に教えてください。

ここでは、この「ちょっとした翻訳をすること」の部分が実際はどうなのかということではなく、シュリーマンの外国語習得法がどうだったのか、ということについて書いていきます。

結局のところ、他の伝記を参照すると、学習初期の段階では翻訳をした可能性が高いと思います。
学習が進むにしたがって、特に後半の本の丸暗記段階では、全く翻訳することもなかったと思います。

後述しますが、習得した言語数が少なかった時期は翻訳をすることも多く、習得した言語数が多くなった時期では最初から翻訳することも少ないあるいは全くしなかったことさえあると思います。

また、シュリーマンが得意としたヨーロッパ語と構造が大きく異なる言語の場合、多少の翻訳が必要になったことだろうと思います。

私はこれで納得が行くのですが、事前調査のインターネットの日本語のウェブページでは、この問題を気にする人が多いようでした。
どうやら、シュリーマンの自伝だけの情報で判断を下そうとすると、その摩訶不思議さに幻惑されてしまうようです。

私も最初は同様に感じていたのですが、このブログを執筆した後では、そういうことは大した問題だと感じていません。

これはここまで読んでくれたあなたも同様だと思います。



シュリーマンから学ぶ複数の言語を最短で学習する方法とは?

インターネットでの事前調査では、なかなかおもしろいウェブページが多くて楽しめました。 比較的英語のページの方が、日本語のページよりも情報が多いようです。

専門家の言及したページもいくらか見受けられました。
いずれも出典が明らかでない場合が多いのが残念です。

他の言語もわかればなあ、と正直思いました。

さて、これは私の読んだ伝記の中には書いていなかったのですが、このような事前調査で出てきたアメリカ人の英語の先生のウェブページに書いてあり、参考になる部分もあるため、一応お知らせしたいと思い書いています。

ただし、そのウェブページにも引用元が明記されていなかったため、確かな情報なのかどうか判断ができません。
それに、文章の雰囲気から、シュリーマンが自分の才能をひけらかすために、少し脚色した話のような感じもしました。
したがって、敢えてそのページのアドレスも紹介しません。

 

あくまで参考情報として読んでください。

そのページでは、シュリーマンがギリシア語を学んだやり方が紹介されていました。

フランス語の本と、そのギリシア語訳を比べて、対応する単語を見ていくというものです。
フランス語の単語は知っているため、ギリシア語で何が書いてあるか調べなくてもわかるし、同時にギリシア語の単語も覚えられるというのです。

もしこの方法で学んでいったのなら、先の翻訳したかしなかったかという問題も解決します。
つまり、単語毎の対訳はすることになりますが、翻訳は不要だからです。
後付ですが、これを称して「ちょっとした翻訳」という言い方は妥当でしょう。

しかし、基本はアルファベットとはいえ、ラテン文字とギリシア文字は大きく異なります。
それに、語順がある程度同じだとしても、冠詞など細かい要素が邪魔をするので、単純比較が可能かどうかは疑問です。

こういったことから、多分シュリーマンお得意の脚色だろうなと思いました。

ただし、不可能だとまで言い切ることはできません。
もし、比較して把握する能力が優れていたなら、単純比較でも学んでいくことはできたかもしれません。
ハングルのところで説明したように、そういう能力に長けている人が実在するからです。

しかし、当然私のような凡人の能力では到底不可能です。
ちょっとギリシア語を見てみたのですが、落書きにしか見えませんでしたから。
わからないというより、受け付けないという感じでした。

私の場合に限りますが、もし仮に、無理矢理にでもこの比較法で学んでいった場合どうなるでしょうか。
先に紹介したシュリーマンの外国語習得法で学んでいった方が、習得に必要な期間は圧倒的に短いと思います。
というより、この比較法は、暗号解読に近い世界に感じますので、私だと何十年かかることかわかりません。

しかし、こういう比較をしながら学ぶことは学習期間の短縮につながります。
自分が内容を知っているというだけでも、その効果はずいぶんなものになるでしょうし、実際ある程度その外国語に習熟してきたら、実際シュリーマンが言うように比較しながら学ぶことが可能になります。

おそらく、単語表での学習を経た後、本の丸暗記段階での話が抜粋されたのかもしれません。

以上で参考情報の話は終わりです。

私は言語学者ではありませんが、英語教材を扱っていますので、こういう見方で情報を判断しています。

今後あなたがこういう眉唾ものの話を読んだ時、その信頼性を判断する参考になればと思います。