英語は難しくない!大人のための最短英語学習法

忙しい大人のための効率的な英語学習法について書いていきます。

リスニングでの失敗!英語を全部聞き取ろうとしてはダメ!その理由は?

私達は英語だけでなく日本語も文章を全部遂次理解して意味を把握しているわけではなく、その中に含まれる、いくつかの単語を拾って自分なりに意味を把握しています。
 

特に英会話の場合は、相手の言っていることを全部遂次理解しようと努めてはダメです。
絶対ダメです。

 

最初は、イメージとして内容が感じ取れるかという程度でも十分です。
この際、今の言葉で言えば、脳波が安定している、右脳が働いている状態の方がイメージを取りやすいです。リラックスできればよいのですが……
 

日本人学習者の英語に対する、必要以上の知識偏重、几帳面さ、学校の減点主義などで、上の面でもリラックスを妨げ、マイナスに働いていることに気付いてください。
 

私はフィリピン人の友達が何人もいるのですが、フィリピン人はイメージとして内容を感じ取ることが上手です。
英語を話したり聞いたり書く時は明らかに、陽気でリラックスした心理状態の人達の方が有利です。

 


勉強したことはドンドン忘れよう

心に負担をかけず、学習の効率を良くする心構えをお教えしましょう。
今からでも、すぐに出来るものです。
それは、ドンドン覚えてドンドン忘れてもかまわないやという気持ちで毎回学習することです。
 

勿論、忘れない方がいいに決まっていますが、そおいうことはいっさい気にせず、ひとつひとつドンドン覚えていきましょう。
また、「 ドンドン覚える 」 の方は、スクールならそのクラス中で、本で学習している時は、その場その時で、NHKの番組を観ている時は観ている時で、後で復習しようとなどと考えず、その時、その場で少々でもよいですから神経を集中してドンドン覚えましょう。後はほ放っておいてもあなたの脳(潜在意識)は、結構覚えています。
 

職場や学校から自分の家へ自動的に帰れるのも、潜在意識の働きです。
ドンドン覚えたら、後はあなたの潜在意識にお任せしましょう。
そうして日本語も覚えました。

 

 


英語は覚えやすいものから覚える

私は十二支が言えません。
ネ、ウシ、トラ……までは言えて、ウサギのあとがタツとかは分かるのですが。2、3度覚えようとしたのですが...考えてみると、十二支は知らなくとも特に私の生活に直接関係なかったからでしょう。

 

英語の単語、表現でも、そういうものがいくつもあります。
どうしても覚えられない。何度も同僚の先生に聞き直した表現など。
どうも英語の語句にも自分との相性があるようです。そういうものは後回しというのが正解です。
覚えやすいものからドンドン覚えて、まずは自分の脳に一定の語いを持つことです。
 

なお、私の経験では、それらの相性の悪い語句を知らなくて実際に困ったことは、ほとんどありませんでした。あまり必要のないものは、脳が自然に拒否してくれるのかなぁ! フシギだなぁ! ぐらいに考えています。
 

また日本語訳を一読してから英文を読んでも全然かまいません。
新聞では日本の新聞を読んでから英字新聞へ。
同様に、いったん映画の字幕を観てから、2 回目はすべて英語で観るというやり方の方がかえっていいです。
 

例えば、斉藤孝氏 (「 声に出して読みたい日本語 」 の著者 明治大学教授 ) は言っています。
「 意味があらかじめわかっていることは、素読の効果を妨げない。まずは、日本語の訳文を見て内容を頭にいれておく。そのうえで英文を読めば、意味がすっすと入ってきやすい。すると、内容がわかった状態で読むことができるので、映像イメージも湧きやすく、また抑揚にも内容理解が反映されやすい。」

 

 

全部の英語表現を覚えようとしない

例えば、「何時ですか?」の答えは何種類もあります。
私のスクールでも初期の頃やっていました。それはそれでまぁまぁなのでしょうが、これだけで30分ぐらい使ってしまいます。

What time is it?
It’s 6:57.

It’s 3 to 7.

It’s 57 minutes after 6.

It’s 57 past 6. など
 

すべて知っているほうがいいに決まっていますが、何度かいっているとおり、全部やろうとすると英語学習はアッ!という間にエンドレスとなります。
はっきり言って、できなくなります。時間もかかります。費用もたいへんなものです。
まずはひとつ。興味をひかれたものでも、2つまで。としましょう。
 

今、あなたの問題としていることは、忙しい中で効率よくマスターしたいということではないでしょうか?
楽して、早く習得したいわけですから。
さらに、スクールなどに行って、英語を習う場合も初級レベルで「こんな表現、あんな表現もある。」といろいろ紹介する先生は(書籍も同様)少し程度の低い先生で、これをやっていれば、時間がつぶれて、先生も教えた気になり楽なのです。

 

そしてそれを生徒は黙ってメモをとっているというのが最悪のパターンです。
解説や表現の紹介も少しは必要ではありますが、1 番に使われ、さらに広がりのあるセンテンス(あとで使い道が多くなる)を中心に音読、リピートすると、かなりのスピードで上達します。