『英語ができないのは単語力がないから』は間違い!
「私は単語力がないからダメなんだ。」
「語彙が増えれば話せるようになるのに……」
と短絡的に考えるのが、ナント間違い!なのです。
それは、
- より難しい単語、イディオムになれば成るほど、それに反比例して使うチャンスは少なくなる。
- 難しい単語は、外来語、専門用語が多く、英語の根源の発想のものが少なくなる。
- だいたいにして、2000語程度で話せる。( ちなみに私は2000語しか使っていない。また、2000語だけで書かれた英語雑誌も発刊された。)
この2000語があれば、英語を話すことができます。2000語は多いですか?
そんなことはありません。
例えば、ビジネスに興味のある人は、株式市場 (stock market)、ダイレクト・レスポンス・マーケティング (direct response marketing) とか必要でしょう。でもこれは、必要性があれば、自然に覚えられます。
ジャズに興味のある人は、即興演奏 (improvise) とか、ジャズ演奏の仕事 (gig) とか、分野にしぼって学習すればよいのです。または、本当にあなたがジャズに興味があれば自然に覚えます。
そういうように、人間の脳はできています。
ある意味では自分の脳を信頼しさえすれば、脳は自然に働き出すのです。
豊富な知識があなたの英語上達を邪魔している
あなたは受験、各種資格試験、NHKのテキストもやってみた、書店の本も取り組んでみたなど、すでにまずまず以上の英語の知識を持っています。文法の知識などはネイティブの人以上ではないかと思われる人までいます。
しかし、知識が先行すると、まずは頭で考えて整理してとなり、体や口は動かなくなります。
例えば知り合いの人で、脱サラしようと思って、その手の本を10冊も20冊も読んでいろいろな知識を得ている人がいました。最初のうちは、よく勉強しているな、と感心していましたが、2年経っても3年経っても本やテレビの経済番組を見ているだけ。途中からこの人はもう独立しないな、と分かりました。
同様に「素敵な異性を手に入れる方法」というようなノウハウ本ばかり読んでいる人もいますね。読めば読むほど頭でっかちになって、体や口は動かなくなるのではないでしょうか?
あなたの英語学習もこのようなことが言えます。
特に、根源的な知識でなく、細かい知識や例外的な知識が断片的に入っているのがまずいのです。でもそれらのバラバラな知識も、このブログでトレーニングしていただければ、アッという間に一本化してきます。