英語は難しくない!大人のための最短英語学習法

忙しい大人のための効率的な英語学習法について書いていきます。

TOEICや英検で高い結果を出せる人より実用的な英語が使える人を会社は求めている

Turn on the TV, please.(テレビをつけてください)
 

まずは、このセンテンスを使って 具体的な説明を始めましょう。
turn という語は日本人にも親しみがあり、かなり使われていて、やさしく応用範囲の広い語です。
 

turn は次のように図解することができます。

f:id:englishpower:20150326190557j:plain

そして、on も図解することができます。(ついでに on の反対語 off も図解します)

f:id:englishpower:20150326190619j:plain

みなさんはonを「~の上に」と覚えていることでしょうが、今後はonは「くっつく」、offは「離れる」と覚えてください。本来はそういう意味なのですから。
 

すると、
There is a beautiful poster on the wall.
(壁にきれいなポスターが貼ってある)
という文が言えるようになります。
 

もう一度、on/off のイラストを見てください。
これはとても重要な概念です。図のイメージであなたが感覚したもの(右脳を使っています)が、ネイティブの turn on/off の感覚でもあります。

 

さて、「テレビのスイッチを切る」は Turn off the TV, please. でした。

f:id:englishpower:20150326190854j:plain

スイッチを turn して、中で端子がくっついたり離れたりするところから turn on/off はき
ています(現在は押したり、横にスライドさせたりのスイッチが多いですが、昔はこういうものが大半だったので、それが表現として残っているのです)。
 

解説を続けますね。up/down これも図解できます。

f:id:englishpower:20150326190922j:plain

 

読者の多くの方は、「そんなこと知ってるよ」と思われることでしょうが、今、私が問題にしていることは、「話す」ときでも「書く」ときでも、up/down を即座に具体的に運用できるか?ということです。
 

そうでないと、英語学習が苦行になり、英語の核心に迫ることなく、あえなくギブアップという人を私はたくさん見てきています。

Turn up the TV.
(テレビのボリュームを上げてください)

Turn down the TV.
(テレビのボリュームを下げてください)

再び turn との組み合わせでいろいろなことが言えました。


なお、テレビに関することで言えば、

Please turn to channel 8.
(8チャンネルにしてください)

We don’t get channel 3 very well.
(3チャンネルはあまりよく映りません)
という表現もあり、誰でも一応は知っている語でいろいろなことが言えます。

 

日本語で「よく映りません」と考えて、辞書を引いて「『映る』の英語は?」といつもやっていては、英語は一生かかっても習得できないばかりか、つぎはぎだらけの不思議な英文になっていきます。
 

さて、up と down に戻ると、

The yen is going up.
(円高になりつつある)
The yen is going down.
(円安になりつつある)
 

ほかには、up には「北へ」、down には「南へ」という意味もあり、関東にいる人なら方角的に、

I’m going down to Kyushu. She’s going up to Hokkaido.
(私は九州に行く。彼女は北海道に行く)
などとよく言います。
 

基本語(動詞、前置詞、副詞)を使いこなせるようになりましょう。すると、TOEIC や英検などはダメだとしても、本当にあなた自身や社会が必要としている実用的・実践的な英語を、5分の1の労力で習得することができます。本当です。信じてください。
 

なお、会社も一つの方便として、TOEIC600 点とか英検 2 級とかと言っているだけで、本当は、実用的に要領よく英語を運用できる人を捜しているのです。

 

 

学んでから使うでは効率が悪い!学びながら英語を使え

従来の英語学習の考え方は、「学んでから使ってみる」というものでした。しかし、この考え方では、「完全に学びきっていない」という思いに支配され、いつまでたっても英語を受身に学習しているだけの人が大半でした。
まして、シャイな国民性の日本人は、テキストや CD の上で学習しているだけというのが、今日まで実に多く見受けられます。
 

英語、特に会話は実は学科という側面よりも、スポーツや楽器の習得に近いのです。水に飛び込んでみなければ泳げるようにならないのです。話してみなければ、話せるようにならないのです。
 

といっても、「『使う』と『学ぶ』を同時に行う?」「話してみなければと言われても……」「具体的にはどのようにすればいいの?」と思う人が大半でしょう。
 

そのやり方として、私は Q&A でトレーニングという方式を考えつき、この方法を用いて多くの実績を挙げています。例えば、
Q: What kind of music do you like?
A: I like jazz and classical music.

 

Q: What did you want to be when you were 12 years old?
A: I wanted to be a nurse.
と、紙上と CD を使い模擬対話でトレーニングしてみるのです。
 

そして Question のほうは、「今度外国人と話すチャンスがあったら、質問してみよう!」という気持ちで学び、Answer のほうは逆に、「外国人に質問されたら」と考えて実感を持って学習できます。「 使う 」 という姿勢で学習すると、感じ方がガラリと変わります。単なる受身の学習でなく、自分自身に主導権が移ります。
 

いわれてみれば単純なことなのですが、このメソッドは単純ゆえ(複雑なメソッドに良いモノは少ないのです!)、たいへんな効果を上げています。
 

今までの Tom と Nancy といった第三者の会話でなく、自分が主人公となり実感があるので、楽しく、空き時間を使えて長続きするメソッドです。

 

英語の構文や構造を勉強する時間があるなら基本英文を暗記しろ

これ以上単純化できないという形で私なりに英文を単純化してみます。

I ate spaghetti in the new restaurant.
The typhoon hit the Tokyo area yesterday.
 

英語は主語+動詞+目的語+付け足し、が一番の基本文型で、重要かつ、使用頻度も最も高いです。学問的な考慮とは別に、私の長年の経験上、上の文型(第3文型という)を基準とし意識的に教授すると、英語の仕組みが分かり、上達も速いです。
 

2~3人ですがこのことをハッキリ書いている英語の先生もいます。

詳しい解説は避けますが、英語の構文や構造を一冊分も解説している本もありますが、たった7~8文ぐらい暗記するだけで、そういう本を読む必要がなくなります。
英語は本当に単純だと後で実感してもらえると思います。

 

基本例文を覚えるだけで大学入試にも合格できます。分厚い英語文法書なんていりません。

基本例文159個を覚えただけで大学入試にも対応できる

 

 

「中学英語の運用術」で英語学習が楽しくなる

あなたは「中学英語の運用術」なんて言葉は初めて聞いたのではないですか? 

getと give は、正反対の概念を持っていて、get は「(モノだけでなく)なんでもかんでも得ること」、give は「なんでもかんでも与えること、手放す、出す」です。

 

I got a massage from my son.
私は息子からマッサージをしてもらった。

My son gave me a massage.
息子は私にマッサージをしてくれた。
 

このような英文に、もう少し親しんでください。そうすると、労少なくして、あなたの英語が英語らしくなります。
 

また前置詞でも、
I’m for the Tigers. (私はタイガーズが大好きです。)

I’m against the American government. (私はアメリカ政府に反対です。)

for の根源の意味は「(心も体も)~に向かっている」「賛成する」against は「反対する」で for ⇔ against と覚えます。
 

こういうようなことを、私は運用術と言っており、「中学程度の運用術を知るのは楽しいですよ! すご~く役に立ちますよ!」と言っています。
 

楽しいという理由は、ちょっとしたことを2、3知っただけで、英語の見方が変わり英語が新鮮に見えてきて、「なぁーんだ、」と肩の荷が下りる感覚が気分が良く、脳が英語を受け入れやすい状態になります。
 

また、皆さんに英語を教えていると、どうしても、日本語から英語に訳さなければいけないことがあり、その場合、上質の先生は無意識にせよ、基本語の組み合わせ/運用術で英文を作ります。名詞などを除いて、いちいち辞書を引いたりしません。和英辞典はあなたが思われているより、ずーっと役に立ちません。

左脳を使った英語学習でなく右脳を使った英語学習に取り組もう

私は、自分のストレスを少しでも軽減するためと、能力をもう少しでもよいので出したいなあー。ということから、気功、ヨガ、各種成功法、教育論などの勉強をだいぶしました。
 

その中に大脳生理学のことが説明されている書籍が数冊ありました。
全く予期していなかったのですが、後になって「潜在意識」と「右脳/左脳」の理論が英語教授法を作るにあたって大変に参考になりました。
 

まず潜在意識とは、例えば、あなたの職場から自分の家に帰る場合、いちいち「どこの駅の何番線へ行って、○○駅で降りたら北口へ行って、そこを出たら階段を下り外へ出る。そして、5番のバス停へ行く、○○で降りたら北へ100メーター歩いて……」と考えながら家に帰りますか? 引っ越して2日目だ、という人は別として。
 

これらは、潜在意識が自動的に覚えているのです。
英語も職場から自分の家に自動的に帰れるという状態が完全にマスターした姿です。
また簡単に言うと、あなたの学校の先生が黒板に書いて説明していたことは、上の道順の説明です。説明は不要ではありませんが、実際にその場へ行ってみなければ、いつまでたっても行けません。
 

そして、ここで注意しなくてはいけないことは、説明が詳しくなればなるほど、そこへ行くのが難しく感じます。(ふたたび心理の重要性です。)
ただし、ここでグッドニュースがあるのですが、逆に、肩の力を少し抜いて、何度かその道のりを往復すれば、自然にそれを覚えてしまう能力が私達に備わっているということです。潜在意識は繰り返しに弱いのです。こういう力を最大限に利用するのです。
 

また、潜在意識の最大の特長は、5感が感じたことを、善悪の区別なく自動的に、そのまんま受け入れるということです。ですから、CD付きのテキストに取り組むとなったら、あれやこれやと考えずに、無邪気に機械的、自動的にやったほうが効率よく行きます。
 

ですから中学生の方が年配者より、一般に上達が速いです。
40代ぐらいの人で、スクール内でよく聞こえてくる会話ですが、
「歳をとると記憶力がやっぱり悪くなるなぁー。」

 

これは少し違います。
「歳をとると、理屈が多くなってゴチャゴチャ考えてる時間が増えて、技術の習得に時間がかかるな!」
と言うべきでしょう。
また、潜在意識の働きがわかると、教える方も霧が晴れたように、本当に教え方が良く分かります。

f:id:englishpower:20150326184649j:plain

 

下の図のように、私達の脳は右脳、左脳とに分かれています。このことは、ここ7、8年でたいへんよく言われるようになりました。

f:id:englishpower:20150326184742j:plain

左脳は理性、理論、計算を司る脳です。
ひとことで言うと、日本の昔ながらの学校教育や受験勉強で机にかじりついていて勉強している時は、ほぼ左脳しか使っていません。
一方右脳は感覚、芸術、イメージを司る脳で、例えば、この音楽や絵はいいなーと理屈ぬきに感じる脳です。
 

日本だけでなく、世界中の学校が左脳中心の教育に偏った為、現在は右脳をもっと使おう!と言う議論がさかんです。
英語学習にもこのことは言える、というのが私の主張です。

 

 

スポーツやビジネス、トップレベルの人たちが実践していること

現在、日本でも外国でもトップレベルと私が思っている人達の間では、なにか成功したい、欠点を改めたい、あるいは病気を治したいと思った時(目に見える)物質面より、まずは私達の心の働きを見つめてみようということが一般的になって来ました。

 

例えば、スポーツでは、イメージングなどと言われ、マラソン、サッカー、ゴルフ、バスケットボール、野球などで専門家を雇ってまで、心をポジティブにするよう訓練をするようになりました。
また、武道では、昔から 「 心・技・体 」 と言われ、心の重要性を一番にあげています。
 

ヘンなことを言う英語の先生だな、と思われる方もいるでしょうが、現場での英語教育を通じて、ある日、私は、英語教育においても 「 心 」(心理面)が重要であるということに気付きました。
 

いろいろとここで述べたいことはありますが、一言で言って、あなたは今までの英語学習で枝葉末節のことばかりやり過ぎて、「 英語はたいへん 」 と強く印象付けされていて、あなたの脳は無意識に英語を遠ざけている傾向にあります。
自然に覚えられる能力が私たちにはあるのに残念です。

 

さて、次回から、心に負担をかけず、シンプルに少ない時間と費用と努力で、超効果的に英語を習得し、しかも誇張でなく、TOEIC や英検でよい成績を取った人より、現実の生活で英語を生かせる具体的な方法を述べます。

ぜひこのブログをお気に入りにいれて、次回も読んでくださいね。

「英語脳」「脳に英語の回路を作る」ためにするべきことは?

私が英語を教える時、簡単に言って、教授する生徒さんの脳(最近のことばでは潜在意識)に、中学程度の基本文がだいだいでもよいので80文程度入っているかどうか? ということをチェックします。この80文が入っていない人には、それを脳にインプットすることに注力します。
 

あなたの脳にはこのような文が(だいたいでもよいので)入っていますか?
入っていない場合は、外国人の教えるスクールのクラスやTOEICの試験は、一言で言ってムダになります。ムダでないにしても、あなたが思われるよりずーっと学習効果が落ちます。
 

このことをハッキリと指摘した人は、私の知る限りおりません。
スクールでのネイティブのレッスンの80%は対話方式で、これがよいようで、あまり上達しないのです。
それは入力(インプット)ができていないのに、生徒から返答(アウトプット)を期待するような問いかけや、練習問題や作文をする時間をかなりとってしまうからです。
すると、生徒の英語を直すことに終始することになるからです。ネイティブによる、お相手会になっているケースが多いようです。
 

また、TOEICでは、試験を受けるにはこのレベルの人には難しすぎます。
まずは80文をインプットしてから受けるのでないと、効率が悪いばかりか、英語初心者に、英語はたいへんだ!むずかしい!という印象を与えてしまい、結局、脳が閉じてしまうという現象を引き起こします。(ただし、80文が入っている人は外国人の対話方式はかえってよいし、英検の3級、準2級、2級も悪くはありません。)
 

なお、80文が入っていない人が多数TOEICを受験するので、日本人の平均スコアーは国際的に見て大変悪くなり、英語は難しい、たいへんだ!という印象を与えるので、できない人が続出しています。心理的な影響を少さく見てはいけません。

さて、この80文が入っていない人は、音読、リピーティング、CDを聴きながら、ブツブツ心の中で言ってみる、暗記、どれでもよいので、トレーニングという感じで80文のインプットに集中してください。
チョッと大変という人もいるでしょうが、これはすごい効果があります。

 

そして、この80文が、世間で最近言われている「英語脳」「脳に英語の回路を作る」ということとほぼ同義で、逆にたった80文が潜在意識に入れば、驚くほど上達していきます。
 

また、外国に住んでいたのに、ほとんど上達しなかったという話を結構聞きますが、それらの方達は、この基本文が潜在意識に入っていないのです。
ですから進展していかないのです。
 

以上のことは、論文などという形で立証した人もいないようなので、私たちの盲点となっています。
私は自分の長年の経験と研究から申し上げます。
意味が大体分かった上で、中学程度の基本文を80文程度脳に入れてください。
 

次から次へといろいろやる前に(やるにしても上のことを認識した上でやること。)80文に注力してください。
なお、この80文は中学2年の1学期から中学3年の2学期ぐらいに出てくる文と考えてください。
それらの文で、日常会話の80~90%が構成されています。

基本英文を身につけたら次に何をするべき?

ここで述べたいことはただ一つです。
80文程度が脳も含めた体全体でだいたい分かっていない人と分かった人では、ハッキリ学習のやり方が違ってきます。

すなわち、

分かっていない人 

インプット90%
アウトプット10%

 

分かった人    

インプット50%

アウトプット50%
(目的などによってインプット70%、アウトプット30%などやその逆もありうる。)

となります。アウトプットとは、実際にネイティブ(日本人相手でもよい)に学んだ英語を使ってみる、あるいは使ったとしたら?と、できるだけ実際の場面を想定して(簡単なイメージングです)より実践的にトレーニングすることです。
この段階になっても、単に本などで単語力を付ける、むずかしい文法を学習するなど、難しいことを断片的にインプット中心にやるのが、日本人の英語の上達が遅い一つの理由です。

 

フィリピン、インド、香港などの人達の会話がうまいのは、このレベルでどんどん、ヘタでも英語を使ってみるからです。使いながら、単語力や文法力やリスニング力を付けています。
 「でも、実際にネイティブとの実戦の場がない!」と言う人がいそうですが、国内ではそのために英会話スクールがありますし、外国人も増えましたので、工夫しだいで、チャンスは十分あるでしょう。

移民の国で完成した言語=英語は簡単な仕組みでできている

「日常のことはすべて平易な英語で表現」≒「中学英語」です。

なお、移民の国で完成した英語と、天皇制のもと、アジアのはずれの島国の中だけで鎖国を経て、ほぼ日本人だけで使われてきた日本語とは、感覚的に根本的に雰囲気が違うような気がします。
 

この点からも、ある意味、日本人が英語学習につまづきがちであるということは言えます。
私達は、ハンディを負っています。
ですから、逆に中学レベル英語の運用術が日本人は特に必要なのだと私は痛切に感じ
ています。

 

中学レベルの文法を復習するのにオススメのホームページ、ブログがありませんかと質問を頂いたので、紹介します。こちらは学校の役に立たない文法ではなく実用的な文法を教えています。例文や練習問題があるのもいいですね。

カナダ人ジョーと大学教授が教える!わかる中学英文法

 

 

英語は移民用の簡単な英語と英学教授などのインテリが使う難しい英語がある

あなたは、「中学校の英語をマスターすれば、日常会話は十分にできる」と何度か聞いたことがあるでしょう。
私は、「英語の学び方」「上達法」という手の本を仕事柄200冊近く読みましたが、それらの著者の80%以上は、「中学校の英語をマスターすれば、日常会話は十分にできます」と言っています。これは正しいです。
 

簡単にいうと、中学3年の教科書の半ばまでの内容(全部ではない!)がすべての英語の基礎であり、プロになるのでなければ全容です。
ここまでがマスターできれば、日常会話はだいたい以上できますし、ビジネスでも使えます。手紙やメールもしっかりした、解りやすいものが書けます。

ここまでが、算数で言えば「足し算」から「割り算」にあたります。
外国語としての英語は一応卒業と言ってよいと思います。
 

ただし、ここまでが、よく、脳を含めた体全体で解っていない人は、いろいろとむずかしいことに手をつけたり、TOEIC の試験をうけたりするのはムダになります。
 

英語は一種二重構造になっている言葉で、移民の人でもすぐ分かる「やさしい英語」と高度な思想、科学を表記する英語や一部のジャーナリストや大学の先生がやや気取って使う「むずかしい英語」とに分かれています。

あなたは、「 むずかしい英語 」 には手を付けないことです。

 

やさしい英語に絞って学習すれば費用対効果で高い結果が得られる

このブログを読んでいるあなたの大半は英語の先生、通訳、翻訳家を目指して英語の学習をしているのではないと思います。
英語を商売道具として暮らしを立てていくつもりのない人は、やさしい英語のところを集中して、運用術も習いながらトレーニングも交えながら愉しく学習しましょう。
何をどう学習すればよいかが限定できれば、もう英語の学習は半分終わったも同様です。
 

どんな語句、文法とその運用術を知り、それをどのようにトレーニングするかは、これからさらに具体的に述べます。

 

また、当面の目標が定まるということはとっても大きいことです。
考えてみれば、あなたは漠然と英語が話せるようになりたい。
国際ビジネスマンとして将来活躍したい、会社で英語が必要になってきた、などと考えて、やみくもに、あっちの本、こっちのテキスト、やれ英会話スクールだと学習していました。

 

これでは、効率が悪いばかりか、いろいろなやり方がまじってしまい、結局何もやらなかった方がよかったという人までいます。

そして、なんと! やさしい英語の部分だけに限って学習した場合は、英語はあなたがイメージしているより、ずーっとずーっと習得が楽になります。
そして、費用対効果にいたっては、何も知らずに、やみくもにやっている平均的日本人と比べて、数倍も勝るでしょう。
このことも、このブログを読み進めていくうちに、納得していただけると思います。
 

なお、プロとしての英語の使い手を目指す人は、むずかしい部分の英語まで深く入って行く訳ですから、最低2年間は英語づけになる必要があるでしょう。時間、努力、忍耐とそしてお金も相当かかることを覚悟した方がよいでしょう。

その中に、愉しみや達成感を捜していくことも、あなたの仕事でしょう。どの世界もプロは厳しいようです。